キャスターの小倉智昭(74)が4日、文化放送「くにまるジャパン 極」(月~金曜午前9時)に生出演し、「ステージ4の膀胱(ぼうこう)がんの肺へ転移」と診断されたことを生告白した。

今後の治療について、6日から1カ月、入院して1週間に1、2回、抗がん剤を投与し、その後、3カ月にわたり通院して抗がん剤治療を続けること、当面、仕事は休養する意向を明かした。

小倉はコロナ禍の状況の中、抗がん剤投与で白血球の数値が下がり、感染症にかかる危険性を指摘。「通院とはいえ、おとなしくした方が良い。お仕事もね」と語った。16年から同番組に月1回、レギュラー出演しており、野村邦丸アナウンサー(64)から「通院になったら、月1ご意見番はOK?」と話を向けられると「感染症の恐れがある。(抗がん剤投与で)白血球の数が下がる。そういう状況になった時、人と会って感染するのが一番、困る」と口にした。

野村アナから「リモートはOKです?」と突っ込まれると「何で、そうやって無理やり仕事させようとしているの?」と苦笑した。一方で、同事務所に所属する月曜レギュラーで、悪性リンパ腫の「びまん性大細胞型B細胞リンパ腫」を経験した笠井信輔アナウンサー(57)から「でもね、小倉さん、いつもの口調で、また働かせやがってと言ってますけど…本当は働きたいの」と突っ込まれると一瞬、間を置いて

「働きたいよ」

と、本音を漏らす一幕もあった。