脳梗塞のため、9月11日に緊急入院したABCラジオの道上洋三アナウンサー(78)は、依然としてリハビリ治療を続け、11月以降の復帰予定も立っていないことが29日、分かった。この日午前6時30分から放送された同局ラジオ「おはようパーソナリティ道上洋三です」で、代演した武田和歌子アナが近況を伝えた。

武田アナによると、道上アナは78歳という年齢、15年前に髄膜腫を患った経緯から「ようやく安定…までは、もうひと踏ん張りというところ」と、現状を説明。現在は、リハビリ専門施設で「ゆっくりと、急がずに、それぞれのペースでリハビリを続けています」と伝えた。

次回放送は週明け月曜日で、11月に入ることから「次回から11月になりますけど、引き続き、ABCアナウンサー陣が(代役をバトンで)務めて参ります」とコメントした。

道上アナは、9月11日午前に体調に異変があり、夫人が119番通報し、救急搬送。脳梗塞の発症が判明し、以後、投薬治療などを受け、容体は落ち着いているものの、リハビリを続けている。

今年2月下旬にも、めまいによる体調不良を訴えたが、道上アナは約1週間番組を休み、復帰。過去には、06年に髄膜腫治療のため、約3カ月休養。その後、当時残っていた腫瘍が大きくなったことから、18年夏にも治療に入り、約2カ月休養した後に復帰している。