NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の11日に放送された第9話の平均世帯視聴率が15・8%(関東地区)だったことが12日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第10話の16・5%だった。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、夜遅くに帰宅した安子(上白石萌音)と稔(松村北斗)。橘家の状況や縁談の話、安子の気持ちを知った稔は、交際を認めてもらおうと決意してやってきた。小しず(西田尚美)らが心配するなか、稔は「安子さんと共に生きていたい。側にいて欲しい」と自分の気持ちを話した。しかし金太(甲本雅裕)は「安子を橘から出すわけにいかん。もう…、うちには、安子しかおらんのんじゃ」と涙こらえ断った。その後、稔は橘家をあとにし実家に向かった。突然の稔の帰省に家族は喜んだ。そんな時、弟の勇(村上虹郎)が、稔に安子のことが好きだと打ち明けた。