11日に放送された沢口靖子主演のテレビ朝日系連続ドラマ「科捜研の女」(毎週木曜午後8時)の第4話の世帯平均視聴率が9・9%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、速報値)だったことが12日、分かった。個人視聴率は5・6%。

初回は12・8%、第2話は10・7%、第3話は10・0%だった。

京都府警科学捜査研究所、通称・科捜研の法医研究員・榊マリコ(沢口)が専門技術を武器に事件の真相解明に挑む姿を描く人気シリーズ。21シーズン目に突入し、現行連ドラとして最多シリーズ記録を更新した。

ビリヤードバーの店内で、経営者・横沢征(湯浅崇)が殺されているのが見つかった。横沢はあちこちで借金を重ねており、遺体を発見したのも取り立てに来た金融業者だった。検視したマリコは、横沢が薄汚れた身なりをしているにもかかわらず、靴だけがピカピカに磨き上げられていることに違和感を覚える。また、遺体の手のひらに油のようなものが付着していることにも気づく。

被害者の手についていた油分は、革製品のツヤ出しにも使われる木蝋(もくろう)と判明。さらに、横沢はプロ野球選手の上杉栄太(梅原勇輝)と異父兄弟だったという事実がわかる。 上杉は3年前、30代半ばの若さで病死していた。

マリコは上杉の妻・明里(音月桂)が現在、靴磨き専門店を開いていると知り、事件解決の糸口を求めて、土門薫刑事(内藤剛志)とともに彼女の店を訪問する。明里は夫の死後、横沢とは交流がないといい、事件当日は常連客から持ち込まれた靴をずっと磨いていたと話す。

ところがその後、明里の指紋が横沢の靴から検出され…