NHKは19日、東京・渋谷の同局で、大みそかの「第72回紅白歌合戦」の出場者発表会見を行った。エレファントカシマシ宮本浩次(55)が、ソロとして出場することが、明らかになった。

宮本はエレファントカシマシとして、デビュー30周年だった17年に紅白に初出場し、「今宵の月のように」を熱唱。翌18年には、椎名林檎(42)と組んだユニット「椎名林檎と宮本浩次」として特別枠で出場した。満を持して、ソロで出場する。

19年にソロ活動デビュー後、人気は堅調だ。昨年3月に初のソロアルバムを発売。同11月にリリースした初カバーアルバム「ROMANCE」でも歌唱力を発揮した。エレファントカシマシ結成40周年でもある今年は、6月に初のソロコンサートを行った。現在も47都道府県ツアーを開催中。音楽への真摯(しんし)な取り組みが認められ、令和2年度の「芸術選奨 文部科学大臣賞」も受賞した。

大舞台でも持ち前のキャラクターも期待できそうだ。17年の会見では立ち上がって前に出たり、髪をかきむしったり、人一倍高いテンションで会場を爆笑に包んだ。本番でも長いトークを展開しようとし、白組司会を務めた嵐の二宮和也(38)に「時間のない番組なんで…」と、“強制終了”させられる場面も。今年の司会もトーク力抜群の大泉洋(48)。同じく司会の川口春奈(26)和久田麻由子アナウンサーも加えた掛け合いも見どころとなりそうだ。