シンガー・ソングライター絢香(33)が23日、デビュー15周年ツアー「もっといい日に」東京・代々木第1体育館公演を行った。

06年2月に「I believe」でデビュー。15周年を記念して9月からスタートした同ツアーは、約2年半ぶりの有観客ライブでもあり「15周年のありがとうの気持ちをみんなに届けられるように。そしてコロナ禍でいろいろな我慢もあったと思います。モヤモヤしたものをちょっとでも浄化するような、そして明日がいい日になるようにお届けします」。

デビュー曲と代表曲「三日月」を続けて披露すれば、「にじいろ」や最新曲「キンモクセイ」(24日から配信)など15年の軌跡をたどる構成でファンを魅了した。また「ねがいぼし」を披露する場面では「コロナが明けたら歌いたいと思っていた曲で、また皆さんが声が出せる時にも一緒に歌えますようにと願いを込めて歌います」。ツアーは27日の福岡公演で千秋楽を迎えるが「ツアーが始まる前は不安もありましたが、みんなのおかげでここまで来ることができました」と涙を見せる場面もあった。

また、来年2月1日に約3年3カ月ぶりとなるオリジナルアルバム「LOVE CYCLE」を発売することも発表した。「オリジナルアルバムは久々。コロナ禍でおうちで作った曲もありますし、『キンモクセイ』も入ります」とアピールした。