女優佐々木希(33)が来年1月期のテレビ東京系ドラマ「ユーチューバーに娘はやらん!」(月曜午後11時6分)で主演することが11月30日、分かった。主演するのは18年放送のNHK「デイジー・ラック」以来3年半ぶりで同局では初。

企画・原作は、日本テレビ系「あなたの番です」やテレビ朝日系「漂着者」など話題ドラマを次々に生み出してきた秋元康氏が務める。テレビ東京で原作・企画を担当するのは、昨年放送した「共演NG」、10月期放送の「じゃない方の彼女」に続く3作目。

幸せになるはずだった33歳を迎える下着メーカーの営業部に勤務する主人公、平千紗(佐々木)の前に突然、高収入で安定のテレビ局員と、好きを貫く人生冒険の人気ユーチューバーが現れる。対局的な2人に翻弄(ほんろう)されながらもひかれ、恋に揺れる姿を描いたラブコメディードラマ。

秋元氏は、過去に「テレビの仕事をしているようなやつに娘はやらん」と言われ落ち込んでいた、あるテレビ局のディレクターを思い出し、「今のユーチューバーの活躍を世の中の娘を持つ父親は、どう見てるのか」という視点にスポットを当て、手掛けた。「いつの時代も父親は、理不尽なもの。そんな理不尽な父親の思いなど意に介さず、1人の女性が運命の人を見つけるまでの物語をお楽しみください」とコメントを寄せた。

佐々木が演じる女性は、自身とほぼ同い年。「この年代の悩みや葛藤をしながらも、明るく前を向いて進む千紗の姿に私自身も勇気をもらったので、皆様にもお届け出来たら」と意欲を示した。

同作はこれまであまり演じてこなかった「コメディー」ジャンルだ。「私にとって大きな挑戦にはなりますが、話し方、表情など、コメディーならではの魅力にどっぷり漬かりながら千紗を演じたいと思います」と力演を誓った。

人生の晴れ舞台に起こった悲劇から始まる人生山あり谷ありのストーリーには「笑えたり、ホロっとしたり、共感出来る作品になるかと思います。果たして千紗の王子様は誰なのか、是非最後まで見届けて頂けたら」と力を込めた。

テレビ局員・榎本信役の金子ノブアキ(40)、人気ユーチューバー・TAKTAK役の戸塚純貴(29)、千紗の父親・平総一郎役の遠藤憲一(60)、千紗の妹でシングルマザー・平風花役の若月佑美(27)ら共演者も合わせて発表された。