宝塚歌劇団は12日、この日まで中止していた東京国際フォーラムでの雪組公演「ODYSSEY(オデッセイ)-The Age of Discovery-」について、千秋楽22日までの全日程を中止すると発表した。

同劇団では、感染予防対策の一環として、公演関係者全員の検温や体調確認を毎日実施した上で、定期的なPCR検査を行っており、10日の開幕前に同公演関係者から、新型コロナウイルスの陽性者が確認され、開幕予定だった10日からこの日までの上演を取りやめていた。

劇団は公式ホームページに、全日程中止決定を発表。「管轄保健所のご指導を仰ぎながら、検討いたしました結果、大変申し訳ございませんが、1月22日までの全ての公演を中止させていただきます。ご観劇を心待ちにしておられたお客様にご心配とご迷惑をおかけしますこと、改めておわびいたしますとともに、なにとぞ、ご理解賜りますようお願い申し上げます」とした。

公演は雪組トップ彩風咲奈、同トップ娘役朝月希和のコンビによる主演作だった。