俳優梅沢武生さん(本名池田武生)が16日に亡くなっていたことが24日、分かった。82歳だった。実弟の俳優梅沢富美男(71)が喪主を務め、親族・関係者だけで通夜・告別式を行う予定。

武生さんは今月6日に初日、24日に千秋楽を迎えた、東京・浜町の明治座「梅沢富美男劇団 梅沢富美男特別公演 泉ピン子特別出演 後見人梅沢武生」で後見人を務めていた。関係者によると「お芝居の最中に亡くなったので、葬儀まで済ませてから来月1日に発表しようと思っていた」という。

富美男は関係者に向けてメールで武生さんの死を報告。「公演中でしたので千秋楽の舞台が跳ねるまでお知らせを控えておりました。どうぞお許しください。なお現在コロナ禍でありますため、ご参列に際しては、くれぐれも無理なさいませんよう適宜お願いいたします」などと送っている。 武生さんは1963年(昭38)に父親から「梅沢劇団」の座長を引き継ぎ一座を率いてきた。08年(平20)年には肝臓がんを手術。12年に座長職を富美男に譲って、後見に退いていた。