松本白鸚(79)が半世紀以上にわたって単独主演し、今回がラスト公演となるミュージカル「ラ・マンチャの男」が6日、東京・日生劇場で開幕した。

染五郎時代に出会い、69年に日本初演。幸四郎、白鸚と3つの名前で、セルバンテス、ドン・キホーテを演じ続けてきた。白鸚は初日を迎えるにあたり「感無量の思いです。今日の初日を迎えることができたのも、東宝の方々、スタッフ、キャスト、それにマスコミの方々のおかげ、そして何よりもうれしいのは、その都度、劇場へ足をお運びくださった多くのお客様のおかげです。心より感謝申しあげます。本当に本当にありがとうございました」とコメントした。

次女松たか子がドン・キホーテが思い慕うアルドンザを演じるほか、駒田一、上條恒彦、実咲凜音、吉原光夫らが出演。28日の千秋楽には、総上演回数1332回に到達する予定。