「フィリピンで一番有名な日本人」と称されるタレント、ユーチューバーのFumiya(26)が、アジア6カ国のSNS市場で活躍しているクリエイターやインフルエンサーを表彰する「2021 WORLD CREATOR AWARD」(ワールドクリエイターアワード)に選ばれ、23日、都内で行われた日本での授賞式に出席した。

フィリピンを中心にSNSの総フォロワー数500万人を誇るFumiyaは「フィリピンの方に応援されて今がある」と感謝。「影響力をいい方向に使いたいと考えていて、日本とフィリピンの架け橋になる活動をしている」とし、今年4月を目指して東京・六本木にフィリピンカフェの開店準備を進めていることも明かした。

韓国の企業GISTAR21 STUDIOが主催するイベントとあり、Fumiyaは「フィリピンと日本のみならず、韓国にもどんどん出ていけたらいいなと思っている」と意欲を見せた。イベント最後には審査員特別賞も受賞し、トロフィーとシャンパンを手にした。

Fumiyaはフィリピンへ語学留学をきっかけに、YouTubeにアップした現地の生の姿を紹介する動画で注目され、2019年にフィリピン全土で放送された国民的リアリティー番組「PBB」に出演し、同国内でブレーク。SNS総フォロワー数が500万人を超えた。NHK「おはよう日本」や民放情報番組でも紹介されるなど、その注目度で“逆輸入”され、出身の静岡・浜松市観光大使も務める他、昨年にはNewsweek日本版「世界が尊敬する日本人100人」に、大谷翔平、志村けんさん、市川海老蔵、松山英樹、井上尚弥らと並んで選出された。

同アワードは韓国、中国、ベトナム、タイ、台湾、日本でSNS等を通じて社会と文化に貢献してきたクリエイターやインフルエンサーに対し、世界的な活躍の場の提供、アジアの文化的発展に寄与することを目的として、韓国のGISTAR21 STUDIOが主催し初開催された。

日本からはFumiyaの他、大賞のアーティスト池田真優氏ら計13名が選出され、授賞式は各国のプラットフォームで同時配信された。