「第29回読売演劇大賞」の贈賞式が25日、東京・帝国ホテルで行われた。

最優秀男優賞はNODA・MAP「フェイクスピア」に主演した高橋一生(41)が選ばれた。

高橋は「自分の人生において、ほとんどの時間をお芝居に携わらせていただいて、自分の演技が評価、賞というものに縁遠いものだと思っていました。この最優秀男優賞をいただけたのは、これからの大きな指針になると思います。この知らせを、育ててくれたマネジャーから受けて、大きな“1人万歳三唱”を聞けたのは大きな喜びでした」と笑顔を見せた。

そして、「フェイクスピア」が大賞、最優秀作品賞も受賞したことに、演出家の野田秀樹氏(66)を始め、共演者、スタッフの名前を1人1人挙げて「一人でもいなかったら、僕はここに立っていません。本当にありがとうございました。これからも今までと同じように、多くの方の支持を得られなくても、1人1人の方の灯になれるように、芝居にまい進してまいりたいと思います」と話した。