女優黒木華(31)主演フジテレビ系連続ドラマ「ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○」(木曜午後10時)の第9話が3日、放送される。

黒木演じる瀬古凜々子は大手出版社・クスノキ出版が運営するニュースサイト「カンフルNEWS」の編集部員。他人の気持ちや場の空気を読むことは苦手だが、優れた洞察力を生かし矛盾や誤りを見抜く能力にたけている。そんな能力を認める執行役員の仁和正樹(安藤政信)から「カンフルNEWS」の立て直しを命じられ、経理部から異動してきた。

編集部には、凜々子の同期・根津道春(溝端淳平)や中身の薄い男・下馬蹴人(野村周平)、シングルファーザーの椛谷静司(野間口徹)、漫画誌志望だった一本真琴(石井杏奈)らの編集部員がいた。凛々子は「PV(ページビュー)数を伸ばす」という目的のために取材をし、記事をアップしていくことで、世の中で必要とされていないと思っていたネットニュースの仕事を少しずつ意味のあるものに変えていく。

第9話では、凛々子はカメラマンの笹目虎太郎(寛一郎)から好きだと告白される。愛用の辞書を取り出し“好き”の意味を調べる凛々子。笹目は写真を数枚封筒から取り出して凛々子に見せた。その中には、取材中の凛々子のさまざまな姿に交じって、15歳の時の凛々子の写真もあった。笹目は「初めてこの写真を撮った時からずっと、僕は凛々子さんのことが好きです。今は辞書じゃなくて、僕の言葉を信じて下さい」と告げる。根津は、そんな2人の会話を聞いてしまう。

あくる日、下馬はネタ会議で、若い女性たちから圧倒的な支持を集める小説家・草川敦(渡辺佑太朗)の熱愛疑惑という大ネタを出す。同期会で、とあるレストランを訪れた際に、半個室で女性と見つめ合う草川の姿を偶然目撃した下馬は、その姿をスマートフォンで撮影したという。ところがそこに、書籍編集部の部長の井伏直哉(津田寛治)が部員たちを率いて押しかけてくる。凛々子たちに「草川の記事は出すな!」と指示する。実は、草川の小説はすべてクスノキ出版から出版されており、その担当編集者が井伏だった。

凛々子と井伏が互いの主張をぶつけて対立する中、もう1つの事件が起こる。届けられた郵便物の中に、凛々子たちを盗撮した大量の写真があったのだ。そしてその中には「これはお前たちがいつもやっていることだ。お前たちにも必ずこの報いを受けさせる」という手紙が入っていた。