元AKB48河西智美(30)が21日、都内で、「Tomomi Kasai ANNIVERSARY LIVE 2022」を行った。河西は昨年5月に、俳優、アクロバットパフォーマー「PADMA」のメンバーとしても活動する新体操講師の小山圭太と結婚。先月17日には第一子妊娠を報告していた。

この日は出産前最後のライブ。「現在、妊娠真っただ中でございます。なかなか会えてない間に、私、こんな体になりました」と、ゆったりとしたロングワンピースからのぞく大きくふくらんだおなかをさすった。「体調がよくてラッキーで、ライブのタイミングも重なったりして実現しました。マタニティーライブ、貴重な時間を一緒に過ごせたら」と呼び掛け「私のヒカリ」で幕開け。“妊婦さん”を感じさせないパワフルな歌声で全12曲を熱唱し、ファンを魅了した。

ライブ中盤には、昨年10月に第1子女児を出産した元AKB48で、同じ事務所、名前も同じ「ともみ」と共通点の多い板野友美(30)がサプライズゲストとして登場。一足先に“ママ”になった板野から、出産を控える河西に「AKBのあの時代を乗り越えているから、きっとなんでも大丈夫」とアドバイスを受ける一幕も。これに河西は「頼もしいコメントをただきました」と笑顔を見せた。

現在、子育てに奮闘中の板野は「生まれてすぐは大変だったけど、最近は意思疎通できてる感じがしていて、眠い時とか、おなかがすいた時とか。それぐらいしか泣かなくて『ハッピーベイビーだね、スマイルベイビーだね』って言われます」と明かし、「性別が同じだからお下がりあげるね」と“ママ友”としてのやりとりも見せた。

板野は、この日が出産後初歌唱。河西とともに、4曲を披露し、会場を盛り上げた。

同ライブは昨年11月の誕生日ライブがコロナ禍で延期になり、ようやく実現したもの。板野からサプライズで、約4カ月越しに30歳の誕生日を祝福するケーキが贈呈されると、河西は「えー?ほんとうに??うれしい!!」と驚いた表情を浮かべ、「30歳も変わらずに、『河西智美』っていうベースラインは変わらずに1歩1歩前に進んでいくという気持ちでやっていきたいです」と力を込めた。

ライブ終盤にはファンへ「結婚して、妊娠しても見にきてくれたり、アンコールをくれたりと、ほんとうに恵まれているし、幸せだなって思います」と感謝を伝え、「これからも、感謝を恩返ししていけるように、愛情を込めてステージに立っていきたいと思います。産んで、また帰ってくるので、待っててください」と呼びかけた。【三須佳夏】