毎年アカデミー賞の前日に発表される2021年度の最低映画や俳優を決めるラジー賞ことゴールデン・ラズベリー賞が26日に発表され、ダイアナ元妃を描いたネットフリックスの「ダイアナ:ザ・ミュージカル」が、最低作品賞、最低主演女優賞、最低監督賞など最多5部門を受賞する不名誉となった。

同作のベースとなったブロードウェーミュージカルも酷評され、昨年12月にわずか33公演で打ち切りになっている。

最低主演男優賞には「スペース・プレイヤーズ」に出演したNBAロサンゼルス・レイカーズのスター選手レブロン・ジェームズが、最低助演男優賞には「ハウス・オブ・グッチ」のオスカー俳優ジャレト・レトが選ばれた。

また、ラジー賞常連で昨年は8本の映画に出演した俳優ブルース・ウィリスの2021年の最低演技を決める特別賞には、2054年が舞台のSF映画「コズミック・シン」が選出された。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)