濱口竜介監督(43)の「ドライブ・マイ・カー」が国際長編映画賞に輝いた。

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同賞は名誉賞や旧名の外国語作品賞の時代も含めると、これまでに邦画16作品が候補となり、52年「羅生門」(黒澤明監督)、55年「地獄門」(衣笠貞之介監督)、56年「宮本武蔵」(稲垣浩監督)09年「おくりびと」(滝田洋二郎監督)の4作品が受賞している。

「ドライブ-」は国際長編映画賞の他、作品賞、脚色賞(共同脚本の大江崇允氏も)、監督賞の計4部門にノミネートされた。作品賞と脚色賞へのノミネートは邦画初。監督賞は66年に勅使河原宏監督が「砂の女」で、86年に黒澤明監督が「乱」でノミネートされているが、受賞はならなかった。