ジャニーズ事務所の4人組ユニット、ふぉ~ゆ~の辰巳雄大(35)が30日、主演舞台「エダニク」(6月4日、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール)の会見をオンラインで行った。

劇作家、横山拓也氏の戯曲で、09年の日本劇作家協会新人戯曲賞を受賞した作品。食肉加工センターを舞台に、エネルギーに満ちた労働者たちの姿を描く。

横山作品のファンという辰巳は出演オファーが届いたときについて「ついに横山さんの世界の飛び込めることになり、心が躍った」と心境を明かした。

食肉加工センターに勤める沢村役を辰巳、取引先の新入社員・伊舞を小日向星一、沢村の同僚・玄田役を加藤虎ノ介が演じる。役柄について「役者人生の中で多くのチャレンジができる作品に巡り合えた」と喜んだ。

横山戯曲について「役者さんではなく、その登場人物が目の前で生きている。その人の描かれていない生活感すら感じるような脚本が魅力です」と話した。

妻子がいる役柄に初挑戦となる辰巳は「作品の中ではあまり描かれていないが、唯一、沢村が軸にしているのが妻子との生活。妻子がいることによって闘う部分がある。そこを必ず心に持っているのが大事になる。子どもと妻がいる空気感を持ってステージに上がりたい」と話した。

ユーモアを含ませた3人のよる会話劇で、三者三様の個性が交錯し、激しい会話のラリーを展開される。見どころについて「演劇というよりもドキュメンタリー作品が目の前で行われているような作品になりそう」と語った。

5月18~29日まで東京芸術劇場シアターウエストでも上演される。