映画「20歳のソウル」(秋山純監督、5月27日公開)で主演を務める俳優神尾楓珠が3日、映画の舞台・千葉県船橋市で、船橋警察署の一日警察署長を務めた。

市立船橋高で、同校を勝利へ導く神応援曲として代々受け継がれている「市船soul」誕生の裏側を描いた作品。20歳で亡くなった浅野大義さんと、その仲間・恋人・家族らとの日々が映画化される。

主人公・浅野大義役を演じる神尾は、集まった市民に向けて「本日は一日警察署長として、ふたつのお願いをしたいと思います」と切り出し、「手を上げる子供はあなたを信じてる」を交通安全のスローガンを読み上げて「新しい学年への期待に目を輝かせた子供たちを交通事故から守るのは、私たちの役目です。私たちは、子供たちの笑顔を守るため道路を利用する方々の命を守るため常に、交通安全意識を持つ必要があるのだと思います」と語った。

続けてふたつ目のお願いとして「飲酒運転の根絶」を掲げ「交通事故を一件でも減らすためには、飲酒運転を『しない。させない。許さない』という意識と、身近な人を不幸にさせないという強い気持ちが必要だと考えております」と真剣な表情で呼びかけた。

市船吹奏楽部OGで、劇中ユッコ役を演じる佐藤美咲は、副署長を務めた。「先ほど、神尾署長からも『手を上げる子供はあなたを信じてる』とのスローガンがありましたが、横断者自身も、横断歩道を渡る時は、十分に左右の安全などを確認してから、横断するようにお願いいたします」と訴えた。