NHK桑子真帆アナウンサー(34)が4日、キャスターを務める報道情報番組「クローズアップ現代」(月~水曜午後7時半)の初回放送に出演した。

93年に放送を開始した同局の看板番組。今回、番組名を「クローズアップ現代+(プラス)」から放送開始時の「クローズアップ現代」に戻し、放送時間もゴールデン帯に復活させた。 桑子の最初のあいさつは「今日から担当させていただきます」。番組タイトル「ウクライナ最新映像・市民の闘い」になぞらえて、ロシアに侵攻されたウクライナの特集をスタートさせた。

現地からの映像の後は、ウクライナ侵攻の情報戦に詳しい専門家の解説をスタジオで聞きながら、今後の展開などについてのトークを繰り広げた。

先月に行われた取材会では「まさか自分がこの番組の看板を背負うことになるとは」と緊張の面持ちだった。番組は若い世代も意識してオープニングなども一新。「自分の志向に合った情報しか入らない時代。多角的な視点をお届けして気づきのある番組にしたい」と意気込んでいた。

小学生の頃、初代キャスター国谷裕子さんを見てアナウンサーを目指した。「小学生ながら衝撃を受けた。このすてきな女性は何なんだろうと」。憧れの人から続くバトンを受け取ったことに「同じポジションになることで少しでも近づけると言ったらおこがましいですが、自分も理想的な人間になる場を与えてもらったのかな」と気を引き締めていた。