58歳でメジャーデビューし、女性歌手としては最年長で紅白歌合戦に初出場を果たした歌手秋元順子(74)が12日、静岡・伊東市役所で小野達也市長(59)を表敬訪問した。

今年2月発売の新曲「なぎさ橋から」を作詞した故・喜多條忠さんが、市内にあるゴルフ場を訪れる際に何度も通ったのが相模湾を臨む「なぎさ橋」。新曲はこの橋がなければ生まれず、秋元にとっては喜多條さんとの思い出が詰まった特別な曲だ。

小野市長はなぎさ橋について「昭和30年代に作られ、国道なので交通量も多いですが、中央の見晴らしの良い場所に踊り場を設けた珍しい橋で、通行する人たちが憩えるようにという配慮がされている」と説明した。

具体的な場所の名前がタイトルとなった曲は秋元にとって初めて。「少しでも地元の皆様に愛して頂ける曲になってほしいので、いつでも歌いに来たい」と語った。

6月29日に東京・江東区のティアラこうとうで行われるバースデーコンサートでファンに新曲を披露する予定だ。