今年3月に宝塚歌劇団を退団した演出家上田久美子氏が、退団後初の舞台演出として、オペラに挑むことが20日、発表された。「道化師」「カヴァレリア・ルスティカーナ」の、イタリアオペラ2作品で、来年2月3、5日に東京芸術劇場コンサートホール、3月3、5日に愛知県芸術劇場で上演される。両演目の主役はアントネッロ・パロンビ、指揮はアッシャー・フィッシュ氏。

嫉妬、不倫、復讐(ふくしゅう)といった日常のゴシップを題材にとったドラマチックな作品。

上田氏は宝塚歌劇団時代、「星逢一夜」「桜嵐記」など数々の名作を手掛けた。退団後の活動としては、6月上演の朗読劇「バイオーム」の脚本を手掛けることが発表されている。