第25回日刊スポーツドラマグランプリの年間投票がこのほど行われ、テレビ朝日系ドラマ「和田家の男たち」、フジテレビ系「ナイト・ドクター」がそれぞれ2冠に輝いた。

主演男優賞は、「和田家-」でネットニュース記者を演じた嵐の相葉雅紀(39)が制した。嵐メンバーでは二宮和也(38)大野智(41)松本潤(38)に続く4人目の主演男優賞。マスコミ業界に勤める親子3世代のホームドラマで、同作は作品賞も受賞した。

主演女優賞は、月9初出演作となった「ナイト-」で芯の強い医師を演じた波瑠(30)に決まった。本年度はテレ朝系「愛しい嘘~優しい闇~」(テレ朝系)にも主演し、異なる役柄で存在感を発揮した。「ナイト-」ではKing&Prince岸優太(26)も助演男優賞を受賞。若手ドクターが成長していく様をフレッシュに表現した。

助演女優賞は、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」でヒロインの妹役を務めた蒔田彩珠(19)に決定。心に傷を秘めた役どころを繊細に演じきった。

本来なら表彰式とともに各受賞者の皆さんにインタビューを行う予定でしたが、新型コロナウイルスの感染状況を鑑み、コメントをいただくことで表彰式にかえさせていただきました。

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中川慎子ゼネラルプロデューサー このような名誉ある賞をいただけたことキャスト、スタッフ一同、心より御礼申し上げます。今作は、大石静さんが長年あたためていらした「マスコミ一家」の物語を、このコロナ禍の設定で、しかもそれを「ホームドラマ」として相葉雅紀さん、佐々木蔵之介さん、段田安則さんの御三方で映像化したいという強い思いの中、生まれました。コロナ禍で世界中の誰もが経験したことのない孤独感と向き合う今だからこそ「家族賛歌」ではない、己の道を全うしようとする個の集まりとしての家族像を。その大石さんの企画の根幹に深い理解を持って取り組んだキャスト・スタッフ、そして何より視聴者の方々の熱により、今回の機会を得ることができ、ただただ感謝の思いでいっぱいです。本当にありがとございました。

◆テレビ朝日系連続ドラマ「和田家の男たち」 21年10月22日から「金曜ナイトドラマ」枠で放送。コロナ禍で15年勤めた会社が突然倒産した和田優(相葉)が、二十数年ぶりに再会したテレビ局報道マンの父(佐々木)、新聞記者の祖父(段田)と一緒に暮らすことに。その後、和田はネットニュース記者に転身する。男3世代のマスコミ一家が織りなす異色のホームドラマ。

◆3月31日から4月8日まで、ウェブサイト「ニッカンスポーツ・コム」、有料スマホサイト「ニッカン芸能」で、昨年4月から今年3月まで放送された連続ドラマを対象に「主演女優賞」「主演男優賞」「助演女優賞」「助演男優賞」「作品賞」を選ぶアンケートを実施。投票総数2872票で、10代280票、20代387票、30代420票、40代736票、50代778票、60代以上271票だった。