演歌歌手・門松みゆき(29)が3日、神奈川・小田原市の小田原城周辺にて開催された「北條五代 歴史と文化の祝典」の武者隊パレードに参加し、25日発売の4枚目シングル「彼岸花咲いて」をPRした。

コロナ禍で中止していたパレードが3年ぶりに復活。小田原出身の門松は幼い頃からイベントに足を運んでいたといい、約2.1キロのコースを笑顔で歩いた。中学、高校時代は吹奏楽部の一員としてトロンボーンを吹きながら歩いていたといい、プロ歌手になってからは初参加。師匠で作曲家の藤竜之介氏は、当時高校3年だった門松が汗だくになりながらもトロンボーンを吹きながら歩く姿を見たことで、その根性を買って内弟子にする決心を決めたという。門松は「私にとっては歌手になる大きな転機となった思い出のあるお祭りです。あっという間に終わってしまって、もう1周ぐらいしたいなと思いました(笑い)」と振り返った。

3年前から自身のYouTubeチャンネル「門松みゆきの勝手に小田原観光大使」を立ち上げ、名物や魅力を紹介している。今回の参加もYouTubeなどを見た地元放送局からの打診で実現しており「『あっ、門松みゆきちゃんだ!』と気づいてくださった方も大勢いらっしゃったので、とてもうれしかったです。動画のほうも少しずつ皆さんに浸透してきたのかなと思いました。今度参加するときは、姫の役か馬に乗ってみたいですね」と笑顔を見せた。

25日には新シングル発売、7月10日には小田原市の小田原三の丸ホールで初のワンマンコンサートも控えている。「『彼岸花咲いて』は王道の演歌バラードでして、懐かしい感じもする曲に仕上がりました。私の代表曲になるよう、そしてカラオケが好きな方には、愛唱歌のひとつに加えていただけるような聴きごたえあり、歌いごたえありの1曲になっています」とアピールした。