4月8日に放送を終えた、NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ総集編」がNHK総合で4日午後2時から放送された。

「カムカムエヴリバディ」は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれた。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じた。

制作統括の堀之内礼二郎チーフプロデューサーは4月22日に「総集編放送にあたって」と題したコメントを発表。

「『カムカムロス』を感じてくださっている方々、そしてすでにバトンを受けとってひなたの道を歩み始めている方々、そんな皆さんに贈る『カムカムエヴリバディ 総集編 安子編・るい編・ひなた編』です。こちら、本編をただ短くしただけではありません」と、上白石萌音が演じた安子、深津絵里が演じたるい、川栄李奈がひなた、それぞれのヒロインごとの編があるとしていた。その上で「チーフ演出の安達もじりと編集の佐藤秀城が大胆な編集をほどこし、一本の別の作品としても楽しめるくらい初めから紡ぎ直した総集編になっています。ちょっとした驚きの仕掛けもありますし、新たな編集の効果で印象深いあの場面に違う感動を感じるなど、さまざまな工夫が加わりました。安子編から見れば170分ありますが」と、全体の尺が170分だと説明。そして「100年の物語と思いがこめられた、カムカム制作チームからの最後のプレゼントです。ぜひご覧ください」としていた。