16日に放送された、女優土屋太鳳(27)主演のフジテレビ系連続ドラマ「やんごとなき一族」(木曜午後10時)第9話の平均世帯視聴率が5・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と17日、分かった。

前回の5・3%より0・3ポイント、アップした。

初回から7・3%、6・1%、5・7%、4・8%、6・0%、6・3%、5・3%、5・3%だった。

平均個人視聴率は3・1%だった。

前回の2・8%より0・3ポイント、アップした。

初回から4・0%、3・3%、3・2%、2・8%、3・3%、3・5%、2・8%、2・8%だった。

土屋演じる篠原佐都は、母と東京の下町で営む大衆食堂「まんぷく屋」の看板娘。江戸時代から400年以上続く名家で、不動産事業を手がけ莫大(ばくだい)な資産を有する深山一族の当主・深山圭一(石橋凌)の次男・深山健太(松下洸平)からプロポーズされ、受け入れる。健太は深山家の跡継ぎに指名されている。

身分の違いを理由に深山家の親族からは猛反対されるが、佐都は純朴で庶民的な健太を信じて、駆け落ち同然に結婚する。深山家の旧態依然とした上流社会ならではのしきたりに反発する佐都だが、健太の「深山家を普通の家族にしたい」という願いを知り、深山家に入って戦うことを決意する。

原作は講談社「Kiss」で連載中の、こやまゆかりさん作の同名コミック。

第9話で、佐都と健太は、立花泉(佐々木希)を利用して2人の仲を引き裂こうとした圭一の策略をかわす。そんなとき、圭一の妹・春菜(キムラ緑子)が深山家にやってくる。春菜は毎年決まった時期に深山家にやってきて、滞在中は長男・明人(尾上松也)の嫁の美保子(松本若菜)と過ごすのが恒例だった。しかし、妊娠を表明したばかりの美保子を外出させられないと、安定期に入った佐都が相手をすることになる。

佐都は春菜に、アイドルのヤマト(内藤秀一郎)が出演する舞台に連れて行かれる。春菜はヤマトの熱烈な追っかけをしていたのだ。2人が屋敷に帰ると圭一は春菜を叱責(しっせき)する。これ以上、無駄金を融通する気はないと吐き捨てるように言う。そして、佐都には子供の性別が判明したらすぐに報告するよう命令する。

同じ頃、健太も参加する深山グループの役員会議に明人がリモートで出席。そこで明人は、休養の礼と自身が奔走するビッグプロジェクトについて述べる。一方、美保子はそのことをつゆ知らず、一向に家に戻らない明人に焦燥感を募らせる。

そんな中、春菜はヤマトを深山邸での食事に招待する。給仕に呼ばれた佐都の妊娠を知ったヤマトが子供の性別を尋ねると、なぜか春菜は取り乱し始めた。