女優白石まるみ(59)が29日、1982年(昭57)年7月21日にリリースしたファーストアルバム「風のスクリーン」の復刻版CDがをビクターエンタテインメントからリリースした。

名盤復刻シリーズ「マスターピース・コレクション~シティポップ名作選」の第2弾「フィーメル・シティポップ名作選」の10作品のうちの1つ。

同アルバムは、音楽プロデューサーの松任谷正隆氏(70)が手掛けた。白石は当時を振り返って「松任谷さんがプロデュースしてるだけあって、ミュージシャンも(夫人の)ユーミン(松任谷由美=68)の関係者ばっかりでした。途中、ユーミンが陣中見舞いで手作りのおにぎりを持ってきてくれたんですよ。小さくておいしくて、あんなに忙しくて有名な人なのに手作りのおにぎりの差し入れする女性らしさも忘れないところとか、夫婦仲の良いところとか、憧れをいっぱい感じながら、うれしすぎる19才の初アルバムでした」と話している。

白石と同期、今から40年前の82年デビューのアイドルたちはは“花の82年組”と呼ばれ、小泉今日子(56)や中森明菜(56)、松本伊代(57)、早見優(55)、堀ちえみ(55)、石川秀美(55)、三田寛子(56)と、その後も活躍するスーパアイドルばかりだった。

同年1月21日リリースした白石のデビューシングル「オリオン座の向こうで」は松任谷由美が呉田軽穂のペンネームで作詞、松任谷正隆氏が作曲・編曲を担当した。白石も新人賞レースに名を連ねたが、レコード大賞最優秀新人賞はシブがき隊が獲得した。

白石は「歌手活動は1年で終了。ライブは学園祭ぐらいで、歌番組にも10本ほどしか出ていません」。その後は女優としてTBS系「スチュワーデス物語」やテレビ朝日系「家政婦は見た!」といったドラマに出演した。

7月14日からは恒例の舞台「昭和歌謡コメディ」(築地・ブディストホール)に出演、10月9日には「ラドンナ原宿」でライブを行う。