NHK Eテレ「ニャンちゅう」シリーズのキャラクター、ニャンちゅうの声などで知られ、難病の「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」と診断されて闘病している声優の津久井教生が4日までにブログを更新。治療法が無い中で「どう生きるかという模索をしている」と現在の心境を明かした。

罹患(りかん)を公表してから2年9カ月。病状は進行し、現在は「要介護5」に認定され、24時間体制で介護を受けている。このままさらに病状が進行した場合、自力での呼吸も困難になるため、気管を切開して人工呼吸器を装着が必要となるが、さまざまな葛藤や苦悩があり「今現在も本気で気管切開をするかしないか・・・悩んでいます。 なかなか決められないですね」とした。

「ALS(筋萎縮性側索硬化症)で生きるのは選択肢もたくさんあり、なかなか大変です。罹患公表して2年9カ月少しずつ見えてきた体験からの体感があるのです」と津久井。「医学が発達していることは間違いないです。なぜならALSに罹患するとこうなる・・・という事は間違いないようです。対症療法も前に進んでいます。ただ残念なことに・・・治療法が無い・・・状況が続いているのです」とし、「その情報の中で『どう生きるか』を模索しています」とつづった。