俳優の角野卓造(73)が15日、中学時代の親友でシンガー・ソングライターの山本コウタローさんの訃報が伝えられたことを受け、追悼のコメントを発表した。

角野は代表作のTBS系ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」の劇中でもコウタローさんらと「渡鬼おやじバンド」を結成するなど、生涯にわたって交流してきた。角野は「中学時代の親友とまさか大人になってから一緒にバンドを組むとは想像だにしませんでした。自分の芸能生活の中でもとても楽しい時間として心に残っております」と振り返った。

近況については「ここ最近は会えていませんでしたが、できればもう一度また渡鬼おやじバンドで集まって活動がしたかったです」と告白。「心よりご冥福をお祈りいたします」と追悼した。

渡鬼おやじバンドで角野とコウタローさんはともにギターを演奏。ほか、佐藤B作がベース、村田雄浩がキーボードで参加するなどし、劇中から飛び出しCDでデビューもしている。

白鴎大名誉教授のコウタローさんは4日に、脳内出血のため死去したことが15日、山本さんの公式ホームページで発表された。73歳だった。