英国のエリザベス女王が、毎夏避暑に出かけるスコットランドのアバディーンシャーに所有するバルモラル城に孫のヘンリー王子(37)とメーガン妃(40)一家を招待したと英サン紙が報じた。女王は同地で夏の間10週間過ごすことが伝えられており、すでに城の敷地内にあるコテージ、クレイゴワン・ロッジに到着したことがメディアで確認されている。関係者によると、スタッフは王室メンバー全員を迎えることを想定して準備をするよう言われていると同紙は伝えており、そのリストの中には王室を離脱して米国に移住したヘンリー王子夫妻と2人の子供も含まれているという。

実現すれば、2020年3月末の離脱後に一家が揃って帰国するのは6月にロンドンで行われたエリザベス女王の即位70周年を祝う祝賀イベントに出席して以来2度目となるが、別の関係者は「一家が実際に現れたら驚きだ」とも語っている。

祝賀イベントに出席するため帰国した際には、米国生まれの次女リリベットちゃん(1)と女王が初対面を果たしたが、面会時間はわずか15分ほどだったと言われている。その際、女王は2ショット写真の撮影を拒んだことなども伝えられている。一方で、バルモラル城なら人目を気にすることなく女王と過ごすことができるため、充実した時間を過ごすには最適だと関係者は語っている。

しかし、王室批判を繰り返している夫妻は、父チャールズ皇太子夫妻や兄ウィリアム王子との確執が依然取りざたされており、女王の招待を受けて帰国するのかどうか注目される。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)