お笑いコンビ、かまいたちとチョコレートプラネットがレギュラーを務めるフジテレビの新バラエティー「イタズラジャーニー」(土曜午後6時30分)が、10月にスタートすることが28日、分かった。
「オールナイトフジ」「夕焼けニャンニャン」「とんねるずのみなさんのおかげでした」などのディレクター、プロデューサーを務めた“バラエティー界のレジェンド”港浩一社長(70)が6月末に就任してから、フジテレビにとって初めての新バラエティーとなる。関東ローカルでの放送予定だ。
かまいたちの山内健司(41)、濱家隆一(38)とチョコレートプラネットの長田庄平(42)松尾駿(39)といった、当代きっての芸達者な売れっ子が、旅ロケの途中で、さまざまな予想外で過酷なイタズラを仕掛けられる。特番として昨年11月21日と今年6月4日に放送され、高視聴率をマークした。
4人は“イタズラされる旅”という概要しか知らされていない。ツアーガイド役のNMB48渋谷凪咲(25)も段取りだけで、イタズラの詳細は把握していない。ルールはただひとつ「現場に流れるガイダンス(指令)には必ず従うこと」というシンプルなもの。選択肢によってド派手ないたずらから、心理的駆け引きが絡むものまで、4人が肉体的にも精神的にも追い詰められていく。
特番では大玉にはじき飛ばされ、生クリーム砲の直撃を受け、逆バンジーで飛ばされとハードなイタズラを受けた。山内は「いけるとこまで頑張りますが、2カ月くらいでギブアップすると思います」。濱家は「恐ろしい番組がレギュラーになりました。僕らは恐ろしいですが、皆さんはそんなこと一切気にせずに笑ってください」。長田は「恐れていたことが起きてしまいました。特番でも耐えられないのに、レギュラーになるなんて最悪です、とんでもないイタハラ、助けてください。絶対に見ないで1クールで終わらせてください」。松尾は「まさかのレギュラー。レギュラーが決まって、こんなに複雑な気持ちになったのは初めてです」と話している。
渋谷は「レギュラーになると聞いてとってもうれしかったです。ですが、毎度しっかり過酷なイタズラが待っているので、体がもつのかが心配です。私は皆さんのサポートもしつつ、イタズラのサポートも出来るように頑張りたいと思います」と話している。
放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送と青少年に関する委員会が、今年4月に「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」に関する見解を出した。「近年のバラエティー番組の罰ゲームやドッキリ企画は、時として視聴者へのインパクトを増すために、出演者の間では了解されていたとしても、リアリティー番組として見えるように工夫されている。より強いインパクトを求めて、大人でさえもリアルとしか思えないような演出がなされることもある。『他人の心身の痛みを冷笑する』演出が、視聴する青少年の共感性の発達や人間観に望ましくない影響を与える可能性があることが、最新の脳科学的及び心理学的見地から指摘されていることも事実であり、公共性を有するテレビの制作者は、かかる観点にも配慮しながら番組を作り上げていくことが求められている」としている。
特番では許された大玉、逆バンジーなども、レギュラーとなるとどこまで許されるかが微妙だ。また、レギュラーとなることで、視聴者が出演者とスタッフのなれ合いを感じて、笑いのハードルも高くなる。制約が多い中で、どのように新しいバラエティーを作り上げていくが注目だ。
フジテレビバラエティーセンターの松本祐紀チーフプロデューサーは「かまいたちさんもチョコプラさんも毎回本気で嫌がっています(笑い)。本気で嫌がっているからこそこの番組でしか見せない素晴らしい顔を披露してくれて、ただただ面白いです」と話している
現在、土曜午後6時30分枠で放送中の「もしもツアーズ」は9月いっぱいで、2002年(平14)10月放送開始以来20年の歴史にピリオドを打つ。今後は特番として放送予定。



