宝塚歌劇団は12日、7月29日から上演を取りやめている月組公演「グレート・ギャツビー」(兵庫・宝塚大劇場)について、公演中止期間をさらに延長し、18日まで取りやめると発表した。

同公演をめぐっては、公演関係者から、新型コロナウイルス感染者が確認され、7月29日以降、中止延長が重ねられ、ここまで、14日までの上演停止が決まっていた。

同劇団では「公演を安全に実施するにあたり必要な期間を確保するため、引き続き、8月18日までの公演を中止させていただきます」とし、19日以降の上演については、決まり次第発表される。

同公演は、月組トップ月城かなとが主演し、当初は7月16日に開幕予定だったが、稽古期間中に公演関係者から感染者が出て、初日を同22日に遅らせて上演開始。6日遅れて幕を開けたものの、その後、感染者が確認され、同29日から休演が続いている。

開幕延期にともない、新人公演も8月2日予定から8日へ振り替えとなっていたが、これも中止となった。劇団では、感染予防対策を徹底し、公演関係者全員に検温とともに、定期的なPCR検査も継続。「ご観劇を心待ちにしておられたお客さまには、ご心配とご迷惑をおかけしますことを改めておわびいたしますとともに、なにとぞご理解賜りますようお願い申し上げます」としている。

同公演の宝塚大劇場公演は8月22日まで、東京宝塚劇場は9月10日~10月9日までの日程になっている。