演歌歌手福田こうへい(45)が14日、観光大使を務める青森・大間町で、初の歌謡ショーを行った。

福田は今年1月、同町在住の漁師・熊谷義宣さんが作詞を務めた両A面シングル「ふるさと山河/一番マグロの謳」をリリース。この縁で今年5月に大間町観光大使を委嘱され、この日、年に1度行われるイベント「大間町ブルーマリンフェスティバル」に参加した。

港に設置されたステージに登場した福田は、雨天予報に覆す快晴に恵まれたことに「やはり大間の皆さんは日頃の行いが良いためにこの場所だけが晴れております」とジョークを交えてあいさつ。屋外でのフェスはデビュー以来初めてといい、「先ほど大漁旗を振ってお手伝いいただきましたマグロの一本釣りのレジェンドの漁師さんとご縁が出来まして、第2の故郷が大間に出来たなと感じております」と地元ファンに呼びかけた。

イベントでは「一番マグロの謳」や、NHK紅白歌合戦で歌唱した「南部蝉しぐれ」を披露。福田は自身のキャリアを振り返り「北島三郎さんからは背が小さい人の方が高い声が出ますと言われ、自分は民謡歌手をやって、演歌歌手もやって、今流行りなんです。野球でいったらショウヘイ、民謡、演歌でいったらコウヘイ」と、自身と同じ岩手出身の“二刀流”大谷翔平選手に絡めて笑いを誘った。

野崎尚文大間町長とのトークイベントでは、野崎町長が「今回は観光大使としてこのイベントに出てほしいとお願いして、こうして夢がかなって本当にありがとうございます」と感謝。福田は「町のいいところを全国にアピールしていきたい」と観光大使として意気込みを語った。

福田は、11月11日から大阪新歌舞伎座で約2週間にわたり「福田こうへい特別公演」を開催。またCSTBSチャンネルで、イベントの模様を含めたドキュメンタリー番組が9月23日に放送される。