17年にわたって演じ継がれてきたミュージカル「ドリームボーイズ」が8日、東京・帝国劇場で幕を開けた。昨年に続き、Sexy Zone菊池風磨(27)が主演、宿敵チャンプ役をSixTONES田中樹(27)が務める。

「この1年、いろんな仕事をさせてもらったが、パラレルワールドではこの公演が続いていた感覚」と風磨。樹も「途切れた気しないね」と息はピタリ。多忙な風磨は「4年前の9月は6日間しか仕事が入っていなかった。幸せです」。樹は「頑張っているふうに見せないところが風磨のかっこよさ」と入所同期で「ふまじゅり」コンビと呼ばれる盟友を持ち上げた。

題材のボクシングに合わせ、風磨はより細く、樹はより太く、共に「細マッチョ」な体形に仕上げて昨年以上に「同じ階級」のリアリティーが増している。演出の堂本光一(43)も「彼らならしっかりとお客さまを魅了してくれるはずです」と太鼓判を押した。

ジャニー喜多川氏が、かつて愛情を込めて「不良」と呼んだ2人が、滝沢秀明(40=現ジャニーズ事務所副社長)主演でスタートした伝統の舞台に深く名を刻むことになりそうだ。【相原斎】