演歌歌手真田ナオキ(32)が20日、東京・渋谷横丁で3月発売のシングル「渋谷で…どう?」の新バージョンとなる三茶盤発売記念イベントを行った。

20年発売のデビュー曲「恵比寿」の縁で横丁大使に任命されており、趣あふれるちょうちんや、のれんのある景色をバックに同曲を熱唱したほか、弾き語りでビートたけしの「浅草キッド」も披露した。大使として全国の横丁めぐりを計画していたが、コロナ禍で中断。横丁に足を運ぶのは約2年ぶりで「やっと戻ってきたなという感じ。まだまだつたないですが、このギターを持って全国の横丁にお邪魔できたら」と意気込んだ。

20年に第62回日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞。今年は「渋谷で…どう?」で年末のNHK紅白歌合戦出場を狙っており、今回の新バージョンも”追撃盤”として21日にリリースする。作詞作曲を手がけた師匠の吉幾三は、紅白に86年から01年まで16年連続出場を果たすなどしており、真田は「師匠からお酒を飲む度に『俺は何回も出てんだ』って自慢されています」と語り「出場できたら『僕も出ましたから』って言いたいですね」と力を込めた。

横丁めぐり再開を計画中だが、真田自身はお酒が飲めないという。それでも「久しぶりに来るとおいしいにおいがして、プライベートでもたくさん来たいなと思いました」と語る。原点にはデビュー曲の文字も入る「恵比寿横丁」を挙げ「ここから(全国へ)回っていきたい。演歌、歌謡曲は人情味あふれる歌が多いので、そういう出会いが自分の味になったらなと思います」と出会いの数だけ成長することも誓った。