森七菜(21)と出口夏希(20)が25日、都内で行われたNetflixのグローバルファンイベント「TUDUM Japan」に出席。ダブル主演のドラマ「舞妓さんちのまかないさん」(23年1月12日、全世界独占配信)で築いた、絆を語った。

「舞妓さんちのまかないさん」は「週刊少年サンデー」(小学館)で連載中の漫画家・小山愛子氏の、累計発行部数270万部突破の同名漫画を実写化。森は、祇園の舞妓(まいこ)になることを夢見て、親友のすみれとともに故郷の青森を離れ京都へやってきたキヨを、出口はすみれを演じた。キヨは、舞妓(まいこ)さんたちが共同で生活する屋形に住み込み稽古に励むも、舞妓(まいこ)に向いていないから青森に帰るようにと言われ、気落ちする。そんなある日、みんなのために作った親子丼が評判になり、毎日のごはんを用意する「まかないさん」として、屋形で働くことになる。

作品にちなみ、得意料理を聞かれると、森は「結構、練習は、すごいして…おなすの飾り切りが本当に難しくて半分に切れちゃった。おなすがかわいそう」と劇中の料理の練習を振り返った。その上で「申し訳なくて何回も練習して、本番の時、切れてカットとなったら、花道のようになって『よくやったね』と、すごく褒めてもらった。家族にも自慢して『飾り切りにしようか』と」と胸を張った。

一方、京舞の才能を発揮し「100年にひとりの逸材」として由緒ある祇園の花街で名をはせていく、すみれを演じた出口は「(劇中で登場する料理で)食べたことがないものが、たくさんあって。現場に出てくる者を食べていて、どれもおいしかった」と撮影を振り返った。その上で「その中で1番、感動したのが親子丼。私は食べたことがなかった。食べた瞬間、何じゃ、こりゃあ? と思って、撮影がない日も親子丼を買いに行くくらい、今でも食べています。私は、ドラマの中でも基本、食べる係。得意料理は、特にないです。七菜ちゃんに親子丼を教えてもらいたい」と笑みを浮かべた。

印象に残ったシーンを聞かれると、森は「シーンというか、すーちゃん(出口)は、ずっとお着物を着ていて、私は手ぬぐいと短パンで…心苦しかった。私は是枝監督と『おいしいですね』と食べて、申し訳ないと思った」と、着物で演じた出口への思いを語った。その上で「帯が外れた瞬間『ワーッ』と言う、すーちゃん(出口が)を見ていた。本当に、親友のようになれた期間、全てが思い出」と笑みを浮かべた。

互いの意外な一面は? と聞かれると、出口は「意外な一面…と言うか、お会いする前は元気で明るいイメージ。今も、もちろんそういうイメージですけど、同い年ですか? というくらい周囲を見ていて、本当にすごいと思う」と森をたたえた。森は「舞いを踊るのが、すごい。セリフだけじゃない表現力。普段、天然ですけど」と出口の表現力を絶賛した。

2人でプライベートで遊びに行くとしたら? と聞かれると、森は「さっき(登壇前に)何、食べようか言っていて…迷っています。(出口は)辛いものが好きで。私はお魚が好きなので、迷っています。その時の気分で、決まっちゃうと思います」と笑みを浮かべた。

「舞妓さんちのまかないさん」は。是枝裕和監督(60)が総合演出、企画を川村元気氏(43)が務める。