全世界で3000万枚のCDセールスを記録した多国籍ボーカルグループ、イル・ディーヴォのセバスチャン・イザンバール(49)が28日、ソロアルバム「フロム・セブ・ウィズ・ラヴ」をリリース、都内で120人を集めてミニライブを開いた。日本語の「上を向いて歩こう」など3曲を披露して、大きな拍手を浴びた。

フランス出身のイザンバールは、日本語での歌唱に「21歳でデビューした頃の気持ちに戻りました。『上を-』を作曲した故中村八大さんの息子の中村力丸さんから、歌詞を英訳したものをいただきました」とホッとした笑顔を見せた。

昨年12月にはイル・ディーヴォのリーダー、カルロス・マリンが新型コロナウイルスで53歳で急死。イザンバールは「カルロスからは人生最大の教えを受けた。それは『心配するな』ということ。全ての瞬間を楽しんで生きろ、音楽は愛だと教わった。こうして皆さんとお会いして、歌えてうれしいです」と話した。