お笑いコンビ・ずんの飯尾和樹(53)が2日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画「沈黙のパレード」(西谷弘監督)大ヒット御礼舞台あいさつで司会を務めた。 飯尾は冒頭で「お足元の良い中、本当にありがとうございます。皆様の拍手のおかげで、すっかり自分に酔っています」と観客にあいさつ。「そして本日も休日出勤…マスコミさん、どうもご苦労様です。マスコミの皆さんに拍手をお願いします。家族の予定を先延ばしにして、この映画のためにありがとうございます」と客席に呼びかけ、集まった取材陣をねぎらった。

飯尾は、この日も自身のギャグ「ぺっこり45度」を口にした。警視庁捜査一課の刑事・内海薫を演じた柴咲コウ(41)から「ぺっこり45度、柴咲コウで~す!! 今日は飯尾さんが司会進行をされる…楽しみで楽しみでしょうがない」と返されると「ぺっこり88度返し…うれしい、ありがとうございます。初孫のように接してくれる。お年玉でもくれるんじゃないか」と喜んだ。すると柴咲から「88度?」と首を傾げられた。内海の先輩・草薙俊平役の北村一輝(53)からも「今日は飯尾さんだから、何でもしゃべるんじゃないかな? 気を抜いて、余計なことを言わないように気を付けないと」と突っ込まれた。

飯尾は劇中で、川床明日香(20)演じる事件の犠牲者・並木佐織の父で菊野商店街の定食屋「なみきや」の店主・並木祐太朗を演じた。今作での演技力の高さは業界でも評判で、一部には国内の各映画賞で助演男優賞も…などという声も聞こえ始めている。飯尾は、同監督に映画の反響を聞き「もちろん、飯尾さんが素晴らしいという反響が多いと思います」と返ってくると「(所属の)浅井企画からバームクーヘンが届きますので」と突っ込んだ。

飯尾は舞台あいさつの最後に「休日出勤のマスコミさん、ありがとうございます。マスコミの皆さんに拍手をお願いします。明日は(フジテレビ系)『ノンストップ!』のロケに行ってきます!」と声を大にした。そして「忍法メガネ残し!!」と言い、出入り口にメガネだけ一瞬、見せてから退場した。