小栗旬(39)主演のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のこれまでを振り返る特番「鎌倉殿の13人 応援感謝!ウラ話トークSP~そしてクライマックスへ~」(午後8時放送)が9日放送され、話題の“小栗マスク”が公開された。

小栗が日々使用する使い捨てマスクに共演陣へのメッセージや時事ネタ、心の声などさまざまな事柄を記しているもので、スタジオにはこれまでに書いたものの一部として164枚のマスクがズラリと並んだ。

坂口健太郎(31)は、クランクイン時、小栗のマスクに「俺たちの泰時が来た」と書かれていたことを回想。連続テレビ小説「おかえりモネ」で演じた菅波先生役が「俺たちの菅波」としてネット上で親しまれていたことを受けたもので、小栗は「健太郎君の撮影初日に(書いた)」と話した。

坂口は「緊張もするし、家族の輪に入るので大丈夫かなと思っていたけど、それでちょっとだけほっこりして(現場に)入れた」と小栗に気遣いに感謝した。

番組では、マスクに書かれた内容の分類結果も報告。中でも「全部大泉のせい」というフレーズがネット上でも話題になった、源頼朝役の大泉洋(49)に関するものが最も多かったという。VTR出演した大泉は「光栄ですね。でも正確には『大泉さん』じゃないんですよね。『パンありがとう』の時ですら呼び捨てでしたから」と不本意そうな表情。

多くの登場人物が死んでいく展開については「なかなかつらいんです。物語のつらさから逃れるために、大泉という、どれだけぶつかっても優しく包み込んでくれる最強の男を見つけたんでしょうね」。また「僕は全国民を抱きしめることができる。そこで『全部大泉のせいだ』って言ったんでしょうね。他の役者だったら受け止めきれませんよ」と大真面目な顔で話し、スタジオの笑いを誘っていた。

小栗演じる北条義時が2代執権となり、これからクライマックスを迎える大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のこれまでの放送を振り返る特番。坂東彌十郎、小池栄子、佐藤二朗も出演。MCをテレビプロデューサーの佐久間宣行氏と杉浦友紀アナウンサーが務めた。