24日放送の俳優吉沢亮(28)主演フジテレビ系連続ドラマ「PICU(ピーアイシーユー) 小児集中治療室」(月曜午後9時)の第3話の世帯視聴率が9・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と25日、分かった。

初回から10・3%、7・5%だった。

個人視聴率は5・3%だった。

初回から6・1%、4・3%だった。

吉沢のドラマ出演は、昨年主演したNHK大河「青天を衝け」以来。PICUはPediatric Intensive Care Unitの略で小児専門の集中治療室。15歳以下の子供を対象の“子供のためのICU”だ。吉沢が演じるのは北海道で生まれ育った、27歳の駆け出しの小児科医・志子田武四郎(しこた・たけしろう)。幼い頃に父親を亡くし、母親(大竹しのぶ)に女手ひとつで育てられた。丘珠病院に新設されたPICUに異動を命じられ、科長で小児集中治療のパイオニア植野元(安田顕)と出会った。

第3話で、武四郎のもとへ、網走総合病院で救命医をしている親友・矢野悠太(高杉真宙)から電話が入る。電話口の悠太の様子がどこかおかしいと感じた武四郎は「何があったんだよ」と心配するが、悠太は「なんでもない」と電話を切る。

そんな悠太のもとに、7歳の少年がトラックにはねられて緊急搬送されてきた。少年は大腿(だいたい)骨骨折のほか、第4肋骨(ろっこつ)と第5肋骨が折れ、肺を損傷している可能性もあるほどの重傷だった。外科医がオペ中だったため、悠太は少年を設備の整った大きな病院へ搬送しようと決断するが、濃霧がひどくヘリコプターを飛ばせないとの知らせが入る。悠太はこのまま救急車で釧路に向かうよう指示するが、釧路までは山あいの道を進むことになるため、3時間はかかると言われてしまった。