10月31日放送の俳優吉沢亮(28)主演フジテレビ系連続ドラマ「PICU(ピーアイシーユー) 小児集中治療室」(月曜午後9時)の第4話の平均世帯視聴率が9・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と1日、分かった。

初回から10・3%、7・5%、9・2%だった。

平均個人視聴率は5・2%だった。初回から6・1%、4・3%、5・3%だった。

吉沢のドラマ出演は、昨年主演したNHK大河「青天を衝け」以来。PICUはPediatric Intensive Care Unitの略で小児専門の集中治療室。15歳以下の子供を対象の“子供のためのICU”だ。吉沢が演じるのは北海道で生まれ育った、27歳の駆け出しの小児科医・志子田武四郎(しこた・たけしろう)。幼いころに父親を亡くし、母親の南(大竹しのぶ)に女手ひとつで育てられた。丘珠病院に新設されたPICUに異動を命じられ、科長で小児集中治療のパイオニア植野元(安田顕)と出会った。

第4話で、武四郎は、植野や先輩の救命医・綿貫りさ(木村文乃)らとともに、重傷のやけどが治ってきて一般病棟に移ることになった佐渡理玖(中村羽叶)を見送る。

その時、PICUにRSウイルスに感染し重症化した生後7日の赤ちゃんが運び込まれる。実はこの赤ちゃんは、乳児院の子だった。赤ちゃんの母親は20歳の大学生だったが、両親からの反対を受け、生まれてすぐに乳児院へ預けられたのだという。それ故、まだ出生届も出されておらず、名前すらなかった。

植野は、綿貫に武四郎と組んで、この赤ちゃんを担当するよう指示する。綿貫は「自分1人で十分です」と答えるが、後輩の育成も仕事のうちだと植野になだめられ、渋々組むことになった。