テレビ朝日篠塚浩社長は25日、都内で定例会見を行った。安倍晋三元首相の国葬に関する事実誤認発言で報道局社員の玉川徹氏が出勤停止10日間の謹慎処分を受けた件について、視聴者から「厳しいご意見のある一方、ご理解をいただいているご意見も多数届いている」と明かした。

玉川氏は問題の発言を、コメンテーターを務めていた同局系「羽鳥慎一モーニングショー」内で行っており、謹慎明けの19日の放送で謝罪した。篠塚社長はこの日、本人が降板を申し入れるも慰留したという一部の報道を否定し「現場に足を運んで取材をして報告するという基本に返る形で。出演を続けながら信頼回復に努めていく」とした。

篠塚社長は「これがきっかけではない」としつつ、再発防止策として報道局内で基礎的な研修を行うことも明かした。