ジョン・カビラ(64)川平慈英(60)が24日、テレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金午後1時)に出演。初めて同番組に兄弟出演した。

川平は兄のジョンのことが大好きで、一緒に食事をする日の前夜は、興奮して眠れないほどだと明かす。さらに、スタジオには75年の沖縄本土復帰前に米軍管理下にあった日本語放送局「琉球の声」(AKAR)初代アナウンサーとして沖縄の放送界をけん引した、父の川平朝清さん(94)も姿を見せた。

ジョンは今年、NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」でナレーションも務め、主人公暢子(黒島結菜)の店を訪れる客として出演も果たし「全国各地の川平家から祝福を頂きました」と喜んだ。

沖縄出身の2人は沖縄復帰から50年に「アメリカ出身の母はうちなー料理にローストビーフとマッシュポテト。まさに和洋折衷でおいしかったです」と振り返った。さらに、現在スポーツキャスターとしても活躍する2人は自身の現在の仕事に母の存在が大きかったという。

川平は「母がいるときは英語で話す。『今日はなにがあったの?』と質問してくれ『何もない』と言うと『何もないことはないよね』と子どもの感じたことを受け止めようとしてくれた」と母の教育に感謝した。

ジョンも「母は、カンザスの片田舎で世界恐慌の後に生まれて、残っている写真の1つははだしだった。経済的に厳しいアメリカの中西部から、教職について違う世界を見たいと思ったことはわかります」と語った。