先月28日午後9時1分に敗血症のため61歳で亡くなった渡辺徹さんの妻でタレントの榊原郁恵(63)長男の俳優渡辺裕太(33)が5日、榊原の所属事務所で、会見を行い、渡辺さんへの思いを笑顔で語った。

榊原は夫婦で過ごした35年を「ないものにひかれて結婚しましたから、価値観が違うことで多々ぶつかることもありました。でもうまいこと調整してくれる主人だったので、話し合って最終方向は納得したところに持って行ってくれていました」と振り返った。

棺にはたくさんの思い出の品を入れたといい「まずは山盛りのごはん。もう制限ないんだよ~」と笑顔を見せながら「写真、家族親戚の思い思いの手紙。スーツ姿がかっこいいので1番高いスーツ。主人との出会いの花も入れて、最後は舞台の時に必ずかけていた坂東玉三郎さんから頂いたのれんをかけました」。

2人は渡辺さんのタレントとしての魅力を「分け隔てなくふれて、とにかく元気に明るく笑っているのが生き方だった。役者としても生身で触れ合うところ」と話した。亡くなる直前にも徹さんはブログのファンからのコメントに返信もしていたといい「病院に行く日の朝方4時に一言返していた。応援してくれた方に感謝していたと思う」。

裕太は「あまり多くを語り合う親子関係ではなかった」とした上で「任せた! と言われたと思っているので、まかせてくれと心の中で」と今後について、渡辺さんの思いを胸に語った。

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