先月28日午後9時1分に敗血症のため61歳で亡くなった渡辺徹さんの妻でタレントの榊原郁恵(63)長男の俳優渡辺裕太(33)が5日、榊原の所属事務所で、会見を行い、病床での様子を明かした。

渡辺さんは体調を崩す前日19日には、秋田市で医療フォーラムにゲストとして出席。榊原は渡辺さんの体調変化を「マネジャーさんの話によると、19日から熱が出ていて、ご時世でコロナを心配し、陰性だったんですが、フォーラムをズームに切り替えて、最後までお仕事をして帰ってきたんですけど」と話した。

続けて、コロナ禍の心配もあったことから「帰宅も遅かったんですが、私を気にかけてくれて、寝室を別にした上で、いつもの生活を送ってました」。

さらに「次の日20日、次男が(父の)体調の変化を感じて、病院に連れて行って、そこから急激に変化があって。先生はご丁寧に病気のことを説明してくださるんですけど、(渡辺さんは)『そうですか』と聞き流すような感じでここまで来ました」と、直前まで生活は普段と変わらない様子だったことを明らかにした。

当初は細菌性胃腸炎と診断されたが、「処置する上で調べて、ICUに入った」と敗血症と診断され治療を受けた経緯を話した。

長男の裕太は「3日前、病院に行ったら顔色も変わっていて、意識もなかった。面会したときに覚悟をした」と話し、それから今日までの日々を「やはりどこかでずっと父親を考えていて、なにをやっても父親。そろそろ覚悟を決めないと行けないと思っていた」と心境を明かした。