市川團十郎白猿(44)の長女市川ぼたん(11)が5日、東京・歌舞伎座で「十二月大歌舞伎」の夜の部「團十郎娘」に出演した。

歌舞伎座での歌舞伎の本興行で女性が出し物をするのは、60年ぶり。前回は、1962年(昭37)5月の11代目市川團十郎襲名披露興行で、3代目市川翠扇が「團十郎娘」に出演した。 2カ月連続で行われる「十三代目市川團十郎白猿襲名披露 八代目市川新之助初舞台」の2カ月目の幕が開いた。

今月1日の歌舞伎座ライトアップ点灯式に父團十郎、弟市川新之助と出席した際、ぼたんは「11月は弟と父がすごくすばらしい舞台だったので、かっこいい舞台を見て、あそこに自分が立つんだと思ってすごく緊張しています」と話していたが、大きな舞台の真ん中で、堂々と、愛らしく踊ってみせた。