関西テレビ（大阪市）は14日、同社の番組制作に関わる制作会社のスタッフが番組関連の映像を記録した媒体を紛失していたと発表した。当該スタッフは、2日前の12日に読売テレビが発表した媒体紛失のスタッフと同一人物で、失われた素材に関西テレビの番組素材も収められていた。
関西テレビによると、番組は「1番組ですが、放送前なので詳細はお答えできません」とし、すでに出演者や取材協力者など、関係各所への事情説明と謝罪は終えたという。
同局は「今回の事案を重く受け止め、社内ルールをあらためて周知徹底するとともに、管理体制の適正化に努めてまいります」とコメントした。
同局によると、10日早朝、当該スタッフが電車内で記録媒体等が入ったカバンを紛失。この日までに、カバンと一部私物は発見されたものの、記録媒体は発見されていない。
この媒体紛失をめぐっては、12日に読売テレビが3番組のロケ素材が収められた素材がなくなったと発表。同局の番組スタッフが電車内で居眠りをしていた際に盗まれた可能性が高いとし、謝罪していたが、その素材に関西テレビの放送前番組データも収録されていたことが判明した形だ。
