Sexy Zoneマリウス葉(22)が、大みそかの年越しライブイベント「ジャニーズカウントダウン2022-2023」出演をもってSexy Zoneを卒業し、ジャニーズ事務所を退所、芸能界引退すると27日、公式サイトなどで発表した。20年12月から体調不良のため芸能活動を休止していた。Sexy Zoneは来年から4人組として活動する。

「この度、『ジャニーズカウントダウン2022-2023』をもって、Sexy Zoneを卒業し、ジャニーズ事務所を退所することにいたしました」と報告した。「11歳から人生の半分近くを共に過ごし、最高の喜びを与えてくれたSexy Zone。そして、応援してくださったファンの皆さんに、心からの感謝をお伝えしたいです」とし、「今までエンターテイナーとしてのマリウスを応援してくださり、元気な姿で戻ってきてほしいと願ってくださった方々の期待に応えることが出来なかったことは、とても心苦しく思っています」とつづった。

20年12月から、心身のバランスを崩して体調不良のため芸能活動を休止。「ドイツで心身医療の専門家のサポートを受け、治療と療養に専念していましたが、その期間が、自分の人生を振り返り、自分と向き合う機会ともなりました」と振り返った。日常生活を取り戻すために昨夏ごろから学業の再開を試み、18年4月に入学した上智大からスペインの大学に編入したという。

「グループとの強い繋がりは、常に心の支えとなってくれ、そして、僕の復帰を待ち望んでいる方々の想いに応えたいという強い願いがありました。ただ、日常生活を取り戻す中で、日本に帰国して芸能界に復帰するという未来図が描くことがどうしても出来ずに、葛藤の末、芸能界引退を考えるようになりました」と経緯を明かした。「この葛藤をメンバーや事務所に伝え、何度も話し合いをした結果、4人のお兄ちゃんは『マリウスの健康と夢を応援するよ』と言ってくれ、今年の年末に卒業することになりました」と説明した。

大学では政治、哲学、法律、経済学や国際弁護を学んでいるという。「まずは、無事に卒業することを目標にして、今の夢としては将来、これらの知識を活用し、世界中の困った人たちや国際社会の役に立てる人間に成長していきたいと思っています」とした。

Sexy Zoneのメンバーやファンにもあらためて感謝を伝えた。「皆さん一人ひとりがいなければ、今の僕はなかったと思います。皆さんが示してくれた愛、そして僕が受け取った愛は、永遠に僕の心に残ります。アイドルになったことを後悔したことは一度もありません。その理由は皆さんがいたからです」と表現。「感謝の気持ちは言葉では言い尽くせません。今までの経験は、一生忘れません。心から愛しています」と記した。

11年1月にジャニーズ事務所入り。11歳だった同年11月にSexy Zoneとしてデビューした。「Sexy Zone、ファンの皆さんと過ごした年月は、僕のかけがえのない財産です。Sexy Zoneのみんながより多くの人に愛され、皆さんと忘れられない貴重な時間を末永く共有できることを心から祈っています」と願った。「これからは、ファンの一員としてもSexy Zoneを応援していきます。そして僕は、日々の生活の中で人々の役に立ち、何かを与えられるよう、自分なりにベストを尽くしていきます。未来のどこかで僕たちの道が重なる日まで、皆さんの健康と幸せを祈っています」と締めた。

ジャニーズ事務所も公式サイトでマリウスの退所を報告。「マリウスが活動を再開し、5人での活動を心待ちにしてくださっていたファンの皆様並びに関係者の皆様には、突然のお知らせとなりましたこと、心よりお詫び申し上げます。これまでマリウスにいただいた温かいご声援、ご支援の数々に、改めて御礼申し上げます」と伝えた。

「何度も自問自答」したマリウスが出した芸能界引退という結論について、「その決断を尊重し、応援することが弊社の役割であると考えております。どのような道であったとしても皆様のお役に立つことができる人物となり、社会で活躍することを心から願っております」とした。

「2年間、お待ちくださったファンの皆様には、誠に心苦しい限りではございますが、皆様のご声援でマリウスの夢への第一歩を後押ししていただけましたら幸いでございます」と呼び掛けた。「そして、マリウスの健康と活躍を心から願い、新たな挑戦へと送り出すこととした中島・菊池・佐藤・松島は、4人で力を合わせてこれからもSexy Zoneのエンターテイメントを皆様にお届けしてまいりますので、何卒ご支援の程、よろしくお願い申し上げます」とつづった。