「第11回吉本新喜劇GM月例会見」が28日、大阪市内で行われ、間寛平ゼネラルマネジャー(GM=73)はじめ新喜劇のメンバーが出席した。

寛平GMは「それまで出るチャンスに恵まれなかった若手が『やらなあかん!』という気になってくれたのがうれしい」と、今年から始まった「セカンドシアター新喜劇」や座員によるネタバトルに対しての成果を語った。

来年3月21日には、大阪・なんばグランド花月(NGK)で「吉本新喜劇記念日2023」を上演することも決定。往年の人気番組「あっちこっち丁稚」(ABCテレビで1975~83年放送)が再現される。

寛平GMがなつかしの寛松役で登場。木村進さんが演じた木松、坂田利夫が演じた利松は、それぞれ新喜劇のメンバーが演じる。

当時を振り返った寛平GMは「旦那の浮気に怒った山田スミ子さんが、本気で前田五郎さんの顔をひっぱたいてたなあ。終わった後、五郎さんが『そこまで力いっぱいどつかんでもええのに』とぼやいてはった」と言い、笑った。

また、暗転の際に「何か一言叫べ」と命じられたジミー大西が「言ってはいけない言葉」(寛平GM)を絶叫。客席が大混乱になったエピソードも明かされた。今回は川畑泰史、すっちー、酒井藍、池乃めだからが共演する。

この日の会見に登場した新喜劇座員の話題とコメントは以下のとおり。

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佐藤太一郎(44)小西武蔵(41) 2人でリーダー公演として「新・新喜劇イン祇園花月」(来年2月3日)を行う。今年のセカンドシアター公演では通算1000人以上を動員しており「勢いに乗ってコンビで座長を狙いたい。昔の寛平GMと木村進さんのように」と抱負。

大黒笑けいけい(38) 以前はインスタ・ライブでしか話せなかったが「なんとか舞台でもセリフを言えるようになりました。自分でタロット占いをやってみたら、来年は新喜劇の中で運勢が7位でした。頑張ります」。占いで1位は今別府直之(50)で、寛平GMは8位だった。

松浦景子(28) バレエ芸人として人気上昇中。セカンドシアター公演では漫才などのゲスト抜きで満席にした。「若手といいつつ40代の人もいますが、わたしは20代。私たちが底上げしないと新喜劇が終わってしまいます」と気合を込めた。

住吉大和(23) 寛平GMが「第2のさんまに」と期待を込める若手のホープ。会見では得意のバク転を披露した。「ジャッキー・チェンが好きなので、リーダーとなって舞台でアクション新喜劇をやってみたい」と夢を描く。

鮫島幸恵(33) この日の会見では司会進行を担当。新喜劇総選挙で15位となった公約で、来年2月18日にファンとバスツアーを実施予定(発売は同1月)。「淡路島の酒蔵をまわったり、楽しい1日にしたいです」。