デビュー15周年記念シングル「篝火(かがりび)の人」を3月に発売する演歌歌手走裕介(49)が10日、都内で、抱負を語った。

走は、作曲家船村徹氏に弟子入りし、09年4月に「流氷の駅」でデビュー。15周年を迎えたことには「ファンの方があっての15周年だと思います。ファンのみなさまに支えられてここまで来ることができました」と話した。

とはいえ、コロナ禍では人前での歌唱も難しかったという。「修行みたいな感じでしたね。でも、これまででできなかったことを、じっくりできた時間でもありました。中でもYouTubeに力を入れまして。チャンネルを開設し、不定期ではありますが、ギター1本で生配信もしています。編集なしの1発撮りで、間違えると最初から取り直しをしています」。

記念曲は、作詞は松井五郎氏、作曲は船村氏の息子の蔦将包氏。「バラード曲です。サビの部分が、すごく響くのではないかと思います」。

デビュー記念日の4月1日には地元の北海道網走市で記念コンサートを開催。これを皮切りに、全国10カ所以上でのツアー開催を行う予定だ。

走は「記念曲は感謝をこめた歌でもあります。感謝、ファンの皆さまにありがとうという気持ちをお伝えしたいですね。新たに20年に向かって歩んでいくうえでの応援お願いしたいですね」。最後に今年も目標としては「大みそかのNHK紅白歌合戦に出場したいです」と、前を向いた。