第71回ミス・ユニバース世界大会が14日(日本時間15日)米国ニューオーリンズで行われ、日本代表の坂本麻里ベレン(24)が出場した。

水着審査では、女性解放運動に尽力した明治時代の歌人・与謝野晶子が日露戦争に出兵する弟に宛てて書いた詩をあしらったケープを羽織って登場。イブニングドレス審査では、着物をモチーフに日本の伝統美を存分に生かしたドレスで会場を魅了した。

続いて行われた「National Costume Show」では、世界で唯一の被爆国である日本から“平和”のメッセージを発信するため、330羽以上の折り鶴を使ったドレスを身にまとい、2200羽以上の折り鶴を使った錫杖(しゃくじょう)を携帯。折り鶴は、岸田文雄内閣総理大臣をはじめ、多くの人に折ってもらったという。また、サステイナブルを目指し、古着の着物や、貸衣装屋で使用しなくなった白無垢(むく)をリメーク。ステージ上では錫杖をささげ持ち、深く一例するパフォーマンスを披露した。

残念ながらトップ16入りはできなかったが「世界大会が終わり無事に日本に帰ってきました。2022年のミス・ユニバース日本代表として、世界大会へ出場できた事をとても誇りに思っています。大会期間中は、毎日が刺激に溢れて楽しくて、幸せでこの10日間はとても一瞬でした。一生忘れることのできない10日間です。正直、自分が望んだ結果には至らずとてもとても悔しいですが、ここで得た経験を活かして更に強くなった坂本麻里ベレンをみなさまにお見せしていきたいと思います。世界大会に行くまでの期間、本当に多くの人のサポートがあり10日間を過ごす事が出来ました。周りの方にとても恵まれ、体力、精神面だけではなく多方面から手を差し伸べて下さり、サポートしてくださる方が多く感謝でいっぱいです。本当にありがとうございました。パワー溢れる日本代表としてこれからも精進してまいりますので応援宜しくお願い致します」とコメントした。